吸着等量線(読み)キュウチャクトウリョウセン

化学辞典 第2版 「吸着等量線」の解説

吸着等量線
キュウチャクトウリョウセン
adsorption isostere

吸着の平衡状態にある系で,同一の吸着量を与える平衡圧(または濃度)と温度との関係を示す曲線.圧p対数と絶対温度Tを直交軸として曲線を表せば,その傾斜からクラペイロン-クラウジウスの式

を利用して,一定吸着量に対する吸着熱Qの温度変化が得られ,また同一温度での等量線の傾斜の比較から,吸着量による吸着熱の変化が求められる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

法則の辞典 「吸着等量線」の解説

吸着等量線【adsorption isostere】

吸着の平衡状態にある系において,同一の吸着量を与える平衡分圧または濃度と温度との関係を示す曲線をいう.分圧の対数と温度とを両軸にとって曲線を描くと,その傾斜からクラペイロン‐クラウジウスの式*を用いて吸着熱の温度変化を求めることが可能となる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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