吹竹(読み)ふきだけ

精選版 日本国語大辞典 「吹竹」の意味・読み・例文・類語

ふき‐だけ【吹竹】

〘名〙 吹いて火を起こす竹の筒。火吹竹
※雑俳・柳多留‐六二(1812)「吹竹も紅を付けてる新世帯

すい‐ちく【吹竹】

〘名〙 =すいてき(吹笛)〔韓愈‐代張籍与李浙東書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「吹竹」の意味・読み・例文・類語

ふき‐だけ【吹(き)竹】

吹いて火勢を強めるときに使う竹筒火吹き竹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「吹竹」の読み・字形・画数・意味

【吹竹】すいちく

吹笛

字通「吹」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の吹竹の言及

【火吹竹】より

…一端に節(ふし)を残して小さな穴があけてある長さ2尺ぐらいの竹筒で,室町時代末にはすでに見られた。土地によって火起し竹,息つぎ竹,ふすり竹,吹竹ともいう。付木(つけぎ)やマッチが出回って火が容易に得られるようになったのは新しいことで,それ以前は火種を絶やさず毎朝火をかきおこして吹きつけるのが主婦の重要な役目であり,このため火吹竹は重宝な道具であった。…

※「吹竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android