吾妻国太夫(読み)あづま くにたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吾妻国太夫」の解説

吾妻国太夫 あづま-くにたゆう

常磐津兼太夫(ときわず-かねたゆう)(2代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吾妻国太夫の言及

【常磐津兼太夫】より

…1787(天明7)11月2世襲名。一門の実力者であったが,3世文字太夫を相続しようとして失敗,99年(寛政11)破門され,吾妻国太夫を名のって一派を立てたが,1802年(享和2)6月横死。恵橋と号し,また大橋の兼太夫と呼ばれた。…

【常磐津節】より

… 2世文字太夫(初世兼太夫)は造酒太夫,2世兼太夫,三味線初世鳥羽屋里長(りちよう),2世岸沢式佐という陣容で活躍するが,1791年(寛政3)に初世鳥羽屋里長が,99年には2世里長が富本へ走った。さらに同年,実力第一人者であった2世兼太夫が,常磐津一門の内政的な面を当時担当していた,太夫として実力のない常磐津芳太夫の家元第一主義のために破門され,吾妻国太夫と名のり独立するなどの紛争も起こった。国太夫は1802年(享和2)横死を遂げ,これも1代で終わった。…

※「吾妻国太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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