呆助(読み)ホウスケ

デジタル大辞泉 「呆助」の意味・読み・例文・類語

ほう‐すけ〔ハウ‐〕【×呆助】

「あほう」を略して人名のようにいった語。おろかもの。
赤シャツ腑抜けの―だと云ったら」〈漱石坊っちゃん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呆助」の意味・読み・例文・類語

ほう‐すけ【呆助】

〘名〙 (「あほう(阿呆)」を略して人名のように表わした語) 阿呆。ばか。おろかもの。ぽんすけ。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉三〇「呆助(ホウスケ)め、〈略〉苦し紛れに這麼(こんな)悪策(わる)を巧みやがったのだらう」

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