味煎(読み)ミセン

デジタル大辞泉 「味煎」の意味・読み・例文・類語

み‐せん【味煎】

甘葛あまずらの葉やつるの汁を煮詰めた甘味料甘葛煎あまずらせん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「味煎」の意味・読み・例文・類語

み‐せん【味煎】

〘名〙 甘葛(あまずら)から採った甘味料。
参天台五台山記(1072‐73)一「如未煎極甘美也」

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世界大百科事典(旧版)内の味煎の言及

【甘葛】より

…中世後期に砂糖の輸入がはじまり,近世になってその国内生産が増大するとともに,位置をゆずって消滅した。アマズラと呼ぶ植物からとった汁を煮つめたもので,甘葛煎(あまずらせん),味煎(みせん)とも呼ばれた。原料植物のアマズラについては諸説があり,ツタの1種とかアマチャとかいわれるが,ツタが正しいようである。…

※「味煎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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