和語・倭語(読み)わご

精選版 日本国語大辞典 「和語・倭語」の意味・読み・例文・類語

わ‐ご【和語・倭語】

〘名〙
① 外国語に対して、日本の国語である日本語。その語彙には漢語などの外来の要素も含まれる。
※霊異記(810‐824)上「吾が聖朝の人、道照法師〈略〉新羅に至り、其の山中に有りて法花経を講ず。時に虎衆の中に人有り、倭語を以て問を挙げたり」
② 漢語や外来語など外来の語に対して、日本語本来のものと考えられる語。「ひと(人)」「われ(我)」「ある(有)」「ゆたか(豊)」など。固有の日本語。やまとことば
神皇正統記(1339‐43)上「第二代、綏靖天皇〈これより和語の尊号をばのせず〉神武第二の御子」
和歌。やまとうた。
明衡往来(11C中か)中本「聊慰愁緒耳。就中倭語雖其能、稟外戚之風嗜思給也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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