和雑膾(読み)かぞうなます

精選版 日本国語大辞典 「和雑膾」の意味・読み・例文・類語

かぞう‐なます クヮザフ‥【和雑膾】

〘名〙 夏の料理一種キスサヨリカレイイカなどの切身をまぜて蓼酢(たでず)(=青蓼の葉をすり、酢を加えたもの)で味つけしたもの。神上膾(かんじょうなます)。がんぞうなます。
※俳諧・洛陽集(1680)上「和雑鱠(ガザウナマス)蓼酢たたへて藍のごとし」

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デジタル大辞泉 「和雑膾」の意味・読み・例文・類語

かぞう‐なます〔クワザフ‐〕【和雑×膾】

キスサヨリカレイイカなどの切り身をまぜて、酒で割った酢や蓼酢たですで味つけしたなます。かんじょうなます。かんぞうなます。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「和雑膾」の解説

かぞうなます【和雑膾】

和え物の一種。さより・かれい・きす・いかなど数種の切り身を混ぜ、たでを刻み入れて酢・塩で和えたもの。夏向きの料理。◇「かんぞうなます」「かんじょうなます」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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