哀哭(読み)あいこく

精選版 日本国語大辞典 「哀哭」の意味・読み・例文・類語

あい‐こく【哀哭】

〘名〙 悲しんで声をあげて泣くこと。
私聚百因縁集(1257)八「又廬内に臨めば一(ひとり)老嫗あり、一の童子と相共に哀哭(アイコク)す」 〔列子‐湯問〕

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デジタル大辞泉 「哀哭」の意味・読み・例文・類語

あい‐こく【哀×哭】

[名](スル)声をあげて泣き悲しむこと。

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普及版 字通 「哀哭」の読み・字形・画数・意味

【哀哭】あいこく

声をあげて泣く。

字通「哀」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の哀哭の言及

【葬制】より

…そして病人の口と鼻に綿をつけ,その動きにより死期を知る。死が決まれば哀哭し,〈復〉という招魂が行われる。これは,魂(こん)は天上に昇るという信仰から,正寝の屋根に上がり北に向かって大声で死者の名を呼ぶものである。…

※「哀哭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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