啄木（読み）タクボク

デジタル大辞泉

たく‐ぼく【^×啄木】

１ キツツキの別名。
２ 「啄木組ぐみ」の略。
[補説]曲名別項。→啄木

たくぼく【啄木】［曲名］

琵琶の曲名。「流泉りゅうせん」「楊真操ようしんそう」とともに三秘曲の一。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

たく‐ぼく【啄木】

[1] 〘名〙

① ＝きつつき（啄木鳥）《季・秋》 〔元和本下学集（1617）〕 〔陸游‐信歩近村詩〕

② 「たくぼくぐみ（啄木組）」の略。〔壒嚢鈔（1445‐46）〕

※義経記（室町中か）六「金の菊形打ちたる銅拍子(とびゃうし)に、たくぼくの緒を入れて」

[2] 琵琶の曲名。藤原貞敏が渡唐の際、廉承武(れんしょうぶ)から「流泉」「楊真操」とともに学んで伝えたという独奏曲。今は伝わらない。

※今昔（1120頃か）二四「琵琶に流泉・啄木と云曲有り」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【啄木】たくぼく

きつつき。

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出典　平凡社「普及版 字通」