商品回転率(読み)しょうひんかいてんりつ(英語表記)merchandise turnover ratio

精選版 日本国語大辞典 「商品回転率」の意味・読み・例文・類語

しょうひん‐かいてんりつ シャウヒンクヮイテンリツ【商品回転率】

〘名〙 一定期間における平均商品在庫高によって、その期間の商品売上原価を除した商。商品に投じた資本の回転速度を調べるもので、その比率の高いほど販売能力が大きいことを表わす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「商品回転率」の意味・読み・例文・類語

しょうひん‐かいてんりつ〔シヤウヒンクワイテンリツ〕【商品回転率】

一定期間(通常1年)に商品が何回転したかを示す比率。その期間の売上原価を商品平均在庫高で除して求める。比率が大きいほど販売効率がよい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「商品回転率」の意味・わかりやすい解説

商品回転率
しょうひんかいてんりつ
merchandise turnover ratio

企業の年間売上原価をその手持商品の平均在庫量で割ったもので,1年間でその商品が何回転したかを示す。この比率が高いほど商品の販売およびその補充の速度が速い。手持商品に投下された資本がすみやかに回転するほど,一定量の取引を行うのに少額の資本使用をもって足りるわけであるから,この比率が高ければ収益性が高いといえる。企業外部者にとっては売上原価を知ることが容易ではないので,売上高分子にしてこの比率を求めることが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android