善女竜王(読み)ぜんにょりゅうおう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「善女竜王」の解説

善女竜王 ぜんにょりゅうおう

仏教守護神
平安時代前期,空海旱魃(かんばつ)に際し京都神泉苑(しんせんえん)で雨ごいの法をおこなったときにあらわれたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の善女竜王の言及

【定智】より

…1132年(長承1)落成の高野山大伝法院の壁画制作に当たった。45年(久安1)の《善女竜王像》(金剛峯寺)が現存し,年代と作者の確定できる平安時代唯一の作例である。〈善女竜王〉とは弘法大師空海が824年(天長1)神泉苑に雨を祈ったとき,愛宕山上に出現した竜王であると言い伝えられている。…

※「善女竜王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android