善言(読み)ぜんごん

精選版 日本国語大辞典 「善言」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ごん【善言】

〘名〙 (「ごん」は「言」の呉音) =ぜんげん(善言)
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二「ちち、憐愍して、善言(センコン)(〈注〉ヨキコトハ)をもて、誘喩すといへとも」

ぜん‐げん【善言】

〘名〙 よいことば。訓戒となるべきことば。善語。ぜんごん。
太平記(14C後)一「是孔子の善言、魯論に記する処なれば、なじかは違べき」 〔老子‐二七〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「善言」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐げん【善言】

ためになるよい言葉。戒めとなる言葉。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「善言」の読み・字形・画数・意味

【善言】ぜんげん

立派なことば。〔荘子、徐無鬼〕狗は善吠を以て良と爲さず。人は善言を以て賢と爲さず。

字通「善」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android