喜懼(読み)キク

デジタル大辞泉 「喜懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【喜×懼】

[名](スル)喜びながら、一方では恐れること。喜びと恐れ。「人間小事にも喜懼するものだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「喜懼」の意味・読み・例文・類語

き‐く【喜懼】

〘名〙 一方では喜びながら、他方では恐れること。喜びと恐れ。
本朝文粋(1060頃)一四・村上天皇為母后四十九日御願文〈大江朝綱〉「独歎喜懼之交一レ懐」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「喜懼」の読み・字形・画数・意味

【喜懼】きく

喜びと、おそれ。漢・張衡東京の賦〕客に大ひ、義にく。(はげ)み戒を畏れ、喜懼(こもごも)爭ひ、罔然として(ゑ)ふが(ごと)し。

字通「喜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android