嘉納(読み)かのう

精選版 日本国語大辞典 「嘉納」の意味・読み・例文・類語

か‐のう ‥ナフ【嘉納】

〘名〙
① 人の箴言(しんげん)意見などを喜んで聞き入れること。
※薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政府即聯立内閣「幸にして政府の嘉納する所と為れば善し、若し然らざれば、解散の不幸を見ざるを得ず」 〔漢書‐薛宣伝〕
進物などを喜んで受け納めること。

かのう カナフ【嘉納】

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デジタル大辞泉 「嘉納」の意味・読み・例文・類語

か‐のう〔‐ナフ〕【×嘉納】

[名](スル)
献上品などを目上の者が快く受け入れること。「御嘉納にあずかる」
進言などを高位の者が喜んで聞き入れること。
彼女思想なり行為なりは…全能者の―し寛恕すべき種類のものだ」〈有島宣言

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普及版 字通 「嘉納」の読み・字形・画数・意味

【嘉納】かのう(なふ)

うけいれる。〔後漢書、朱暉伝〕(朱)暉、~宜を上(たてまつ)り、密事を陳(の)ぶ。深く嘉せらる。詔報して曰く、~惟(こ)れ今の言ふ、我が願ひに(かな)へり、生其れ之れをめよと。

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