嘶く(読み)イナナク

デジタル大辞泉 「嘶く」の意味・読み・例文・類語

いな‐な・く【×嘶く】

[動カ五(四)]馬が声高く鳴く。「一声高く―・く」
[類語]鳴く吠える囀る集く咆哮する遠吠えする時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・唸るたけうそぶ鳴き頻る鳴き立てる歌う地鳴き笹鳴き蝉時雨虫時雨

い‐な・く【×嘶く/×嘽く】

[動カ四]《「い」は馬の鳴き声》馬が声高く鳴く。いななく。
「衣手葦毛あしげの馬の―・く声心あれかも常ゆに鳴く」〈・三三二八〉

ころろ・く【×嘶く】

[動カ四]ころころと鳴る。ころころと音をたてる。
うじたかれ―・きて」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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