囂しい(読み)カシガマシイ

デジタル大辞泉 「囂しい」の意味・読み・例文・類語

かしがまし・い【×囂しい】

[形][文]かしがま・し[シク]中世までは「かしかまし」》
人声物音がうるさく感じられる。やかましい。騒々しい。
雨蛙の啼くのが前よりも繁く、―・く聞える」〈谷崎蓼喰ふ虫
口うるさい。
物言へば、ひがみたりと―・しう言へば、聞きにくし」〈落窪・四〉
[類語]かまびすしいうるさいやかましい騒騒しい騒がしいかしましいにぎやか口うるさい口やかましい小やかましい騒然喧騒喧喧囂囂けんけんごうごうけたたましい

かしまし・い【×囂しい/×姦しい/×喧しい】

[形][文]かしま・し[シク]大いに耳障りである。やかましい。かしがましい。「女三人寄れば―・い」
[派生]かしましさ[名]
[類語]うるさいやかましい騒騒しい騒がしいかまびすしいにぎやか口うるさい口やかましい小やかましい騒然喧騒喧喧囂囂けんけんごうごうけたたましい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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