四つに組む(読み)よつにくむ

精選版 日本国語大辞典 「四つに組む」の意味・読み・例文・類語

よつ【四つ】 に 組(く)

相撲で、両方力士が互いに両手を差し合ってがっぷりと組み合う。四つに渡る。よっつに組む。
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石一九「力を商ひにする相撲が、四(ヨ)つに組(ク)んで、かっきり合った時」
② 転じて、互いに正面からぶつかって堂々と争う。四つに渡る。よっつに組む。
※デカダン文学論(1946)〈坂口安吾〉「藤村人生と四つに組んでゐるとか、最も大きな問題に取組んでゐるとか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「四つに組む」の意味・読み・例文・類語

つに・む

相撲で、四つ4体勢になる。四つに渡る。
正面から堂々と争う。四つに渡る。「困難と―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android