四六店・四六見世(読み)しろくみせ

精選版 日本国語大辞典 「四六店・四六見世」の意味・読み・例文・類語

しろく‐みせ【四六店・四六見世】

〘名〙 江戸時代安永天明一七七二‐八九)頃から天保一八三〇‐四四)にかけて、江戸にあった下級娼家遊興費が夜は四〇〇文、昼は六〇〇文であったところからいい、深川本郷などが知られ、新吉原にもあった。銭見世。しろく。四六屋体。
洒落本・婦美車紫(1774)九蓮品定「大根畠〈略〉但しここに四六見世(しろくミセ)あり尤人から次なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android