四十八軽戒(読み)しじゅうはちきょうかい

精選版 日本国語大辞典 「四十八軽戒」の意味・読み・例文・類語

しじゅうはち‐きょうかい シジフキャウカイ【四十八軽戒】

〘名〙 (「きょう」は「軽」の呉音) 仏語梵網(ぼんもう)経に説かれる大乗戒うち、一〇の重い戒に対して、比較的軽い罪をいましめた四八の戒。四十八軽。
正法眼蔵随聞記(1235‐38)二「四十八軽戒の中に、未受戒の所犯を犯と名くと見ゆ」

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デジタル大辞泉 「四十八軽戒」の意味・読み・例文・類語

しじゅうはち‐きょうかい〔シジフハチキヤウカイ〕【四十八軽戒】

梵網ぼんもうに説かれる菩薩ぼさつのうち、10の重い戒に対して、比較的軽い罪を戒めた48の戒。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四十八軽戒」の意味・わかりやすい解説

四十八軽戒
しじゅうはちきょうかい

梵網経』で説かれる,菩薩の修めるべき 48種の戒律。四十八不得軽戒ともいう。十種禁戒と比較してその罪が軽いので軽戒という。

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