四條畷神社(読み)しじょうなわてじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「四條畷神社」の意味・読み・例文・類語

しじょうなわて‐じんじゃ シデウなはて‥【四條畷神社】

大阪府四條畷市にある神社。旧別格官幣社。主神楠木正行(まさつら)社地は正平三年(一三四八正行が討死した地と伝えられる。明治二三年(一八九〇創建。小楠公さん。楠公さん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「四條畷神社」の意味・読み・例文・類語

しじょうなわて‐じんじゃ〔シデウなはて‐〕【四條畷神社】

大阪府四條畷市南野にある神社。主祭神は楠木正行くすのきまさつら。明治23年(1890)の創建。俗称、楠公さん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「四條畷神社」の解説

四條畷神社
しじようなわてじんじや

[現在地名]四條畷市南野二丁目

楠木正行墓の所在地から真東一キロの、飯盛いいもり山麓にあり、墓所と直線道路で結ばれる。正平三年(一三四八)一月五日、いわゆる四条縄手の合戦で死んだ南朝方の総帥正行以下二四人を祀る。明治二三年(一八九〇)の創建で、旧別格官幣社。地元有志によって明治一八年頃から建立の動きが起こり、同二一年「社殿造立社号下賜願」が出された。当初は墓所在地に建立する計画もあったが、同所が低地であるため景観がよく見晴しのよい現在地が選ばれた。同二二年内務省より神社創立を許可され、地元では「小楠公神社創立規約」を定め、時の郡長俣野景孝を長として建設が開始されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「四條畷神社」の意味・わかりやすい解説

四條畷神社
しじょうなわてじんじゃ

大阪府四條畷市南野に鎮座。楠木正行(くすのきまさつら)を主祭神とし、正行に殉じた将士27柱をあわせて祀(まつ)る。当地は、1348年(正平3・貞和4)1月5日、高師直(こうのもろなお)ら北朝方軍勢と戦った正行が、一族郎党とともに討ち死にした所である。明治になり、当地の平田神社祠官(しかん)三牧文吾(みまきぶんご)らが神社創建を請願、1889年(明治22)勅許、翌年創建された。旧別格官幣社。例祭は2月12日。社宝に「大和包永(やまとかねなが)」銘の刀剣(国指定重要文化財)などがある。

[平泉隆房]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四條畷神社」の意味・わかりやすい解説

四條畷神社
しじょうなわてじんじゃ

大阪府四條畷市南野に鎮座する元別格官幣社。楠木正行を主神とし,正時以下の将兵配祀。 1890年創建。例祭2月 12日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android