四鏡(読み)しきょう

精選版 日本国語大辞典 「四鏡」の意味・読み・例文・類語

し‐きょう ‥キャウ【四鏡】

歴史物語で名に「鏡」のつく四作品、「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」の総称
※池の藻屑‐序(1774)「嗚呼四鏡之書、雖妙撰、惜乎作者或失」

し‐かがみ【四鏡】

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デジタル大辞泉 「四鏡」の意味・読み・例文・類語

し‐きょう〔‐キヤウ〕【四鏡】

「鏡」の名をもつ「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」の四つの歴史物語の総称。しかがみ。

し‐かがみ【四鏡】

しきょう(四鏡)

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旺文社日本史事典 三訂版 「四鏡」の解説

四鏡
しきょう

平安後期〜南北朝時代,『大鏡』『今鏡』『水鏡』『増鏡』の4歴史物語の総称
鏡とは時世をうつし出すものの意で,歴史書のこと。

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とっさの日本語便利帳 「四鏡」の解説

四鏡

日本の四大歴史書。▽『大鏡』、『今鏡』、『水鏡』、『増鏡』

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世界大百科事典(旧版)内の四鏡の言及

【増鏡】より

…著者は二条良基が有力視されるが,確証はない。《大鏡》《今鏡》《水鏡》とならぶ〈四鏡〉最後の作品。《今鏡》のあとをうけて,後鳥羽院誕生の1180年(治承4)から,隠岐に流されていた後醍醐天皇が京都に帰還する1333年(元弘3)までの150年間を編年体で記す。…

※「四鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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