精選版 日本国語大辞典 「四」の意味・読み・例文・類語
よ【四】
〘名〙
※書紀(720)仁徳一四年一一月(前田本訓)「墾(はり)て四万余項(ヨよろつあまり)の田を得」
③ 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの四。実際に唱えるときには、普通は「ひーふーみーよー」のように長く発音する。
※年中行事秘抄(12C末)鎮魂祭歌「一(ひと)二(ふた)三(み)よ五(いつ)六(むゆ)七(なな)八(や)九(ここの)十(たりや)」
よん【四】
〘名〙 (「よつ(四)」の語幹「よ」が漢語数詞「さん(三)」の類推で変化したもの) 数の名。一の四倍。あとに和語助数詞が付く「よ」とは異なり、あとには主に漢語数詞や漢語助数詞が付く。「一足すよんは五」「よんじゅう(四十)」「よんひゃく(四百)」「よんかい(四回)」「よんさつ(四冊)」など。
※口語法別記(1917)〈国語調査委員会〉「数を呼ぶに、次のように云ふことがある、聞きちがわせぬ為である。二百四十番(ふたひゃくヨンじうばん)」
よう【四】
〘名〙 (「よ(四)③」を延ばして発音した語) 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの四。
※浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)中「思ひの数をひっとふたみいよふ」
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