精選版 日本国語大辞典 「回」の意味・読み・例文・類語
もとおし もとほし【回】
① もとおすこと。めぐらすこと。
② めぐり。まわり。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
③ =もとおり(回)③
④ (「もとおし(回)の袍」の略) =ほうえき(縫腋)の袍
※とはずがたり(14C前)三「ゑりもとをしに、かはをのたち」
かい クヮイ【回】
※金刀比羅本保元(1220頃か)上「其後帝王廿五代、星霜三百余回(さんびゃくよクヮイ)也」 〔杜甫‐将赴成都草堂途中先寄厳鄭公詩〕
もとおろ・う もとほろふ【回】
もとお・す もとほす【回】
〘他サ四〙 めぐらす。まわす。
※古事記(712)中・歌謡「豊寿(とよほ)き 寿き母登本斯(モトホシ) 献り来し 御酒ぞ 残さず飲(を)せ ささ」
もとほ・る【回】
〘自ラ四〙 ⇒もとおる(回)
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