図抜・頭抜(読み)ずぬける

精選版 日本国語大辞典 「図抜・頭抜」の意味・読み・例文・類語

ず‐ぬ・ける づ‥【図抜・頭抜】

〘自カ下一〙 づぬ・く 〘自カ下二〙 (「ず」は接頭語) 標準よりもとびぬけてすぐれる。並みはずれてすぐれる。きわだって差がある。とびぬける。ずばぬける。
史記抄(1477)一二賢士と云者は千人万人の中からすぬけて出るものぢゃぞ」

ず‐ぬけ づ‥【図抜・頭抜】

〘名〙 (形動) 並みはずれていること。また、そのさま。
歌舞伎久米仙人吉野桜(1744頃)弐ノ口「それが嘘じゃ。徒も徒、ずぬけの徒をしやるじゃないか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android