図田帳(読み)ずでんちょう

精選版 日本国語大辞典 「図田帳」の意味・読み・例文・類語

ずでん‐ちょう ヅデンチャウ【図田帳】

〘名〙 鎌倉時代荘園公領田畑面積領主、耕作状況などを調べて一国ごとに整理した帳簿大田文一種で、幕府守護に命じて荘官・国衙役人らを動員して作成させた。豊後薩摩日向大隅の図田帳が現存。〔建久図田帳(1197)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「図田帳」の意味・わかりやすい解説

図田帳 (ずでんちょう)

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百科事典マイペディア 「図田帳」の意味・わかりやすい解説

図田帳【ずでんちょう】

大田文

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「図田帳」の解説

図田帳
ずでんちょう

大田文(おおたぶみ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「図田帳」の意味・わかりやすい解説

図田帳
ずでんちょう

大田文

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世界大百科事典(旧版)内の図田帳の言及

【大田文】より

…中世,鎌倉時代を中心に国ごとに作成され,一国内の国衙領,荘園別に各所領ごとの名称,田積,所有関係などを記載した文書。田文,田数帳,図田帳などともいわれた。大田文の発生時期や経緯についてはまだ十分に解明されていないが,律令制下の班田図(国図)が作成されなくなった平安時代後期11世紀半ば以降に,中世につながる一国平均課役や荘園整理政策などが諸国に行われるようになって,その必要から作られるようになったのではないかと推定されている。…

※「図田帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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