国子学(読み)こくしがく

精選版 日本国語大辞典 「国子学」の意味・読み・例文・類語

こくし‐がく【国子学】

〘名〙 中国で晉の武帝によって創始された、貴族子弟英才対象とする教育機関。のち、国子寺と名を改めて教育行政を兼ねてつかさどり、隋以後国子監改称。国子。〔晉書‐武帝紀〕

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デジタル大辞泉 「国子学」の意味・読み・例文・類語

こくし‐がく【国子学】

中国、の武帝が貴族の子弟や英才のために設立した教育機関。代に教育行政も兼ねてつかさどり、国子監と改称した。国学

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世界大百科事典(旧版)内の国子学の言及

【国子監】より

…国子とは《周礼(しゆらい)》に見える語で,公卿大夫の子弟を意味する。晋代に初めてその教育機関として国子学が設置され,隋代には国子監と改められた。唐の国子監は教育行政機関であって,直接教育を担当したのは,その下に置かれた国子学,太学等の学校であった。…

※「国子学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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