国栖の舞(読み)クズノマイ

デジタル大辞泉 「国栖の舞」の意味・読み・例文・類語

くず‐の‐まい〔‐まひ〕【×栖の舞】

古代宮中節会せちえに、国栖人くずびとが行った歌舞。→国栖のそう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「国栖の舞」の意味・読み・例文・類語

くず【国栖】 の 舞(まい)

古代の宮廷節会国栖人によって行なわれた歌舞。応神天皇一九年(二八八)の吉野行幸のときに、土着人が歌舞をしたという故事から起こった。平安時代になって国栖人の出仕が絶えたあとは楽官が代行し、舞はなくなった。現在、民俗芸能として奈良県吉野郡吉野町に残る。くずまい。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android