国連外交(読み)こくれんがいこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国連外交」の意味・わかりやすい解説

国連外交
こくれんがいこう

1956年 12月に国連への加盟が認められて以来,日本は国連中心主義,自由世界諸国との協調アジア一員としての立場堅持の3つを外交の柱としてきた。日本の経済大国化に伴い,国連分担金も増え,94年にはアメリカに次いで第2位の 12.45%を占めているが,問題は,イラク制裁で明らかになったように,憲法上の制約から国連の平和維持活動に対する貢献への道が制約されている点であった。しかし 92年に成立した PKO協力法によりカンボジアへの自衛隊派遣,93年にはモザンビーク,94年にはルワンダへの自衛隊派遣が行なわれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android