国連後発開発途上国会議(読み)こくれんこうはつかいはつとじょうこくかいぎ(英語表記)United Nations Conference on the Least Development Countries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国連後発開発途上国会議」の意味・わかりやすい解説

国連後発開発途上国会議
こくれんこうはつかいはつとじょうこくかいぎ
United Nations Conference on the Least Development Countries

1981年9月と 90年9月に国連が主催し,ともにパリで開催された後発開発途上国 (LDC) の国際会議。 70年代の2度にわたる石油危機によって非産油途上国,なかでも「最も発展の遅れた国」として国連から指定を受けた LDCは特に大きな打撃を受けた。こうしたことから第5回国連貿易開発会議 (マニラ) で「緊急行動計画」が策定され,これに基づいて行われたのが第1回 LDC会議であった。この会議では「実質的新行動計画」 (SNPA) が採択され,第2回会議でその見直しもされたが,実質的な成果はあがっていない。

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