ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際スズ協定」の意味・わかりやすい解説
国際スズ協定
こくさいスズきょうてい
International Tin Agreement; ITA
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…砂糖(1954),スズ(1956),オリーブ油(1958),コーヒー(1963),ココア(1973),天然ゴム(1982),ジュート(1982),熱帯木材(1985)。国際商品協定の理想に近いといわれたのが国際スズ協定で,一定の安定価格帯を設定し,緩衝在庫をもってその価格帯内に価格を収める機能をもっていたが,緩衝在庫調整に失敗して財政的に破綻したため,1990年7月に終了した。砂糖,天然ゴムも同様の仕組みをもつが,価格の変動をコントロールするには至らず,スズにしても〈輸出国寄りで値上がり時に歯止めがかかりにくい〉という批判が輸入国には根強い。…
※「国際スズ協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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