国際大学(読み)コクサイダイガク

デジタル大辞泉 「国際大学」の意味・読み・例文・類語

こくさい‐だいがく【国際大学】

新潟県南魚沼みなみうおぬま市にある私立大学院大学。昭和57年(1982)の開設日本大学院大学のなかでは最も歴史が古い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際大学」の意味・わかりやすい解説

国際大学
こくさいだいがく

私立。1982年(昭和57)、国際社会に対応できる国際人の養成目的として、経済界の支援により設置された。日本で初めての大学院から発足した全寮制の大学。中山素平(そへい)理事長大来佐武郎(おおきたさぶろう)学長のもとで、修士課程の国際関係学研究科を開講した。国際関係学と地域研究の学際的統合を目ざし、英語による授業を中心として外国人教師や学生を活発に受け入れるなど、国際性を重視している。1988年に国際経営学研究科が設置された。初年度(1983)の入学者数は56名で、うち外国人は15名、企業派遣学生は33名、専任教師は24名(うち外国人は4名)であった。二つの研究科でそれぞれ75名、2学年あわせて300名が定員。学生の出身国は、日本を除くと、アジア地域を中心におよそ50か国にわたる。民間による新構想実験大学の一つとして注目された。修了後の進路はおもに金融コンサルティング、政府関係機関、国際機関等である。所在地は新潟県南魚沼市国際町777。

[喜多村和之]

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大学事典 「国際大学」の解説

国際大学[私立]
こくさいだいがく
International University of Japan

1982年(昭和57)国際社会で活躍できる高度専門知識を有す職業人の育成を目的に大学院大学として開学。建学の理念に相当する設立趣旨の一部には,「広くわが国の経済界,教育界並びに地域社会の強い支援を背景に誕生した私学であることに鑑み,国際的進取の精神のもとに自主独立と,自由闊達な運営を基本姿勢とする」「国際大学大学院は高度に専門的且つ学際的学識を具備し,それを国際場裡で実践活用し得る人材を育成することをその主目的とする,新しいプロフェッショナル・スクールである」とある。2016年(平成28)現在,新潟県南魚沼市にキャンパスを構え,国際関係学研究科と国際経営学研究科に361人の大学院生が在籍する。少人数教育が徹底され,教員1人当たりの学生数は9.1人である。
著者: 戸村理

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際大学」の意味・わかりやすい解説

国際大学
こくさいだいがく

私立の大学院大学。国内外から多彩な経験をもつ人材を受け入れて,高度に専門的かつ学際的な学識を備え,それを国際舞台で実践活用できる人材の育成を目的として,1982年に国際関係学研究科をもって発足。大学卒業後,実務に携わっている社会人の教育を重視する。 1988年に国際経営学研究科を増設。所在地は新潟県南魚沼市。

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