国際市場(読み)こくさいしじょう

精選版 日本国語大辞典 「国際市場」の意味・読み・例文・類語

こくさい‐しじょう ‥シヂャウ【国際市場】

〘名〙 国際的なひろがりをもつ商品サービス労働資本などの市場
広場孤独(1951)〈堀田善衛〉四「資本主義がイニシアティヴをとって国際市場を帝国主義的におさえてきた」

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世界の観光地名がわかる事典 「国際市場」の解説

こくさいいちば【国際市場】

韓国のプサン釜山)特別市の地下鉄チャガルチ駅近くにある、眼鏡帽子アクセサリー、寝具類、電気用品、外国食品などを販売するショッピング街。本来の国際市場は細長い2階建ての2棟の建物に入った商店総称だが、その周辺を含む5000軒以上の小さな商店、食堂・レストラン、露店屋台、ブランドショップ、デパートなどのある一角を意味する名前として用いられることも多い。この市場は、戦後、自然発生的に生まれた闇市から発展した常設市場で、海外の商品を売っていたことが名前の由来である。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の国際市場の言及

【釜山】より

…市街地は海岸線と凡川に沿った細長い平地に形成されている。市の中心地にある竜頭山公園の西下に広がる一帯は国際市場と呼ばれ,ソウルの東大門市場と並び称される大商業地となっている。縦に細長く発達した市街地を結ぶ幹線道路が長く1本しかなく,交通事情はよくなかったが,最近南北を貫通する地下鉄が開通し,大幅に改善された。…

※「国際市場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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