国際磁気圏観測計画(読み)こくさいじきけんかんそくけいかく(英語表記)International Magnetospheric Study; IMS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際磁気圏観測計画」の意味・わかりやすい解説

国際磁気圏観測計画
こくさいじきけんかんそくけいかく
International Magnetospheric Study; IMS

地球磁気圏研究を遂行するための国際協同観測事業。国際学術連合会議傘下の宇宙空間研究委員会と,太陽地球間物理連合委員会とによって検討され,地球を取巻く大気圏外の電磁現象を調べて地球環境を的確に把握する目的で,1976から 79年にわたり,人工衛星ロケット気球,および地上観測網を組合せて研究が行われた。日本はこの計画に対応して,第 17~19次の南極地域観測隊において,超高層物理観測を重点とした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android