園菜(読み)えん(ゑん)さい

普及版 字通 「園菜」の読み・字形・画数・意味

【園菜】えん(ゑん)さい

野菜。〔宋書、隠逸、沈道虔伝〕人、其の園を竊むり。~乃ち自ら隱し、竊むの足(た)るを取りて去るを待ちて、後に乃ち出づ。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の園菜の言及

【野菜】より

…《遼史》太祖紀に,輺重(しちよう)隊の随伴を失った戦闘部隊の士卒たちが馬をほふり,〈野菜〉を摘んで食にあてたとあることでも明らかなように,野菜とはまさに山野に自生する菜,すなわち,食べられる野草の謂(いい)にほかならなかった。そして畑,つまり菜園で栽培されるものは園菜,園蔬と呼ばれていた。古代中国以来のこうした正確な名義は,平安時代の日本でもそのまま受けつがれ,《和名抄》は当時の食用草本の大部分を〈園菜類〉と〈野菜類〉とに区分している。…

※「園菜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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