土瓶割(読み)どびんわり

精選版 日本国語大辞典 「土瓶割」の意味・読み・例文・類語

どびん‐わり【土瓶割】

〘名〙 クワエダシャク幼虫の俗称。クワの木につく害虫で、枝について体を伸ばして静止すると枝と見分けにくく、畑仕事農夫がまちがえて土瓶をかけて落として割ることがあるところからこの名があるという。《季・夏》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「土瓶割」の意味・読み・例文・類語

どびん‐わり【土瓶割】

クワエダシャクの幼虫。クワの木の枝に似るので、まちがえて土瓶をかけ、落として割るところからの名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android