圧砕状(読み)あっさいじょう(英語表記)cataclastic

岩石学辞典 「圧砕状」の解説

圧砕状

岩石応力を受けた場合に,比較的低温では脆性破壊となることが多く鉱物は破砕され細粒となる.このような破砕作用が主であるものを圧砕状と呼ぶ.この構造または組織は,動力変成作用過程で,激しい機械的応力の作用によって形成されたもので,岩石は顕著に変形するか粒状化した鉱物を含むことが特徴である[Kjerulf : 1885, Leith & Mead : 1915].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android