地上誘導着陸装置(読み)ちじょうゆうどうちゃくりくそうち

百科事典マイペディア 「地上誘導着陸装置」の意味・わかりやすい解説

地上誘導着陸装置【ちじょうゆうどうちゃくりくそうち】

ground controlled approachの訳。略してGCA。雲や霧で視界不良のとき,レーダーにより航空機の着陸誘導する装置飛行場の指令所で空港監視レーダー精測進入レーダーを見つつ,無線により操縦士指示滑走路の延長線上の降下進入経路に航空機を誘導,着陸させる。現在は民間航空用としては,ほとんど計器着陸装置に置き換えられている。
→関連項目GCA

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地上誘導着陸装置」の意味・わかりやすい解説

地上誘導着陸装置
ちじょうゆうどうちゃくりくそうち

GCA

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の地上誘導着陸装置の言及

【航空保安無線施設】より

…(2)の着陸のための精密誘導装置としては,主として軍用のGCA(ground controlled approachの略。地上誘導着陸装置ともいう)と民間用のILSなどがある。前者はレーダーによって滑走路延長線上の垂直面と水平面の航空機の位置をとらえ,管制官が機首方位と所定の軌線からの偏位を無線電話でパイロットに伝えて誘導する方式である。…

※「地上誘導着陸装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android