地域保健医療計画(読み)ちいきほけんいりょうけいかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地域保健医療計画」の意味・わかりやすい解説

地域保健医療計画
ちいきほけんいりょうけいかく

医療水準の地域格差是正医療機関相互の連携強化を目指し,政府は 1985年に医療法の一部改正を行い,「地域医療計画」を制度化した。これは地域の実情に合せながら,身近な家庭医から先進医療を行う施設まで,3段階の医療圏を設定し,保健医療の体系化をねらうものである。都道府県単位の設定であるため,各自治体に計画作成が義務づけられたが,提出された計画案はどれも病床数を抑えようとするものばかりで,意味をなさなかった。

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