地米(読み)じごめ

精選版 日本国語大辞典 「地米」の意味・読み・例文・類語

じ‐ごめ ヂ‥【地米】

〘名〙 その土地でとれた、こめ。じまい。
浮世草子日本永代蔵(1688)五「当年のお仕舞は庭に三石地米(チゴメ)と見えました」

じ‐まい ヂ‥【地米】

〘名〙 その土地でできた米。じごめ。

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デジタル大辞泉 「地米」の意味・読み・例文・類語

じ‐ごめ〔ヂ‐〕【地米】

その土地でとれた米。
「当年のお仕舞は庭に三石―と見えました」〈浮・永代蔵・五〉

じ‐まい〔ヂ‐〕【地米】

その土地でとれた米。じごめ。

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世界大百科事典(旧版)内の地米の言及

【佐賀藩】より

…この上地を基礎にして支藩の小城(おぎ)藩,鹿島藩,蓮池藩が設けられたが,これら支藩の石高は佐賀本藩の石高35万7036石に包含されたものであった。年貢徴収体系も慶長検地の段階で整えられるが,それは1反当りの年貢高を基軸にしたもので,これを佐賀では〈地米〉と称した。この地米制が年貢と知行の基礎をなした。…

※「地米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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