地紋・地文(読み)じもん

精選版 日本国語大辞典 「地紋・地文」の意味・読み・例文・類語

じ‐もん ヂ‥【地紋・地文】

〘名〙
布地に織り出した模様絵緯(えぬき)を用いないで、地糸で織り出した模様。また、模様のある布面の上に、さらに模様を織り出し、またはぬい取りした場合の地になる模様。
※貞順豹文書(1548)「地紋上下も略義の様に申候。只ぬいめ付可然候」
工芸品証券などの面の地の模様。
浮世草子新可笑記(1688)二「彼きさきの像を刻ませられしに、〈略〉彩色地紋(ヂモン)に心をつくし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android