垂撥(読み)すいばち

精選版 日本国語大辞典 「垂撥」の意味・読み・例文・類語

すい‐ばち【垂撥】

〘名〙 茶道花生けをかけ、または柱隠しとして歌などを書くもの。形が琵琶の撥に似ており、桐・杉の板の中央に長い切目を作り、掛釘を上下するように細工したもの。
※書言字考節用集(1717)八「垂撥 スイバチ 挿花之器。其制据琵琶撥故名。在将軍義政隠題証哥

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デジタル大辞泉 「垂撥」の意味・読み・例文・類語

すい‐ばち【垂×撥】

掛け花用の花器を掛ける道具琵琶びわばちに似た形の板に切り目をつけ、掛け釘が上下できるようになっている。

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