垂死(読み)スイシ

デジタル大辞泉 「垂死」の意味・読み・例文・類語

すい‐し【垂死】

今にも死にそうであること。瀕死ひんし
「―の兵士の叫喚が響き渡る」〈花袋・一兵卒の銃殺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垂死」の意味・読み・例文・類語

すい‐し【垂死】

〘名〙 (「垂」は、今にもそうなろうとするの意) 死にかかっていること。今にも死にそうな状態瀕死(ひんし)
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「兵卒皆飢餓に苦み日夜牛羊の至るを待て殆んど垂死の時なり」 〔元稹‐聞白楽天左降江州司馬詩〕

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普及版 字通 「垂死」の読み・字形・画数・意味

【垂死】すいし

死にかかる。死。唐・元〔(白)楽天の江州司馬を授けられしを聞く〕詩 垂死の中、きて坐すれば 風雨を吹いて、に入る

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