垢が抜ける(読み)あかがぬける

精選版 日本国語大辞典 「垢が抜ける」の意味・読み・例文・類語

あか【垢】 が 抜(ぬ)ける

容姿態度技芸などが洗練される。さっぱりした感じになる。垢抜ける。
日葡辞書(1603‐04)「Acano(アカノ) nuqeta(ヌケタ) テ〈訳〉美しく洗練されて形の整った手跡
※雑俳・柳多留‐八(1773)「わらわれる度に田舎あかがぬけ」
汚名恥辱などがすすがれる。疑いが晴れる。
※浄瑠璃・心中万年草(1710)中「ぜひに祝言させねば、むすめのあかがぬけぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「垢が抜ける」の意味・読み・例文・類語

あか・ける

あかぬける」に同じ。
汚名が晴れる。
「祝言させねば、娘の―・けぬ」〈浄・万年草

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android