垣穂(読み)カキホ

デジタル大辞泉 「垣穂」の意味・読み・例文・類語

かき‐ほ【垣穂】

垣根。垣。
「山がつの―荒るともをりをりにあはれはかけよ撫子なでしこの露」〈帚木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垣穂」の意味・読み・例文・類語

かき‐ほ【垣穂】

〘名〙 (「ほ」は「秀」の意で、高くつき出ているさまを表わす) 垣。
古今(905‐914)恋四・六九五「あな恋し今も見てしが山がつのかきほに咲けるやまなでしこ〈よみ人しらず〉」
謡曲・清経(1430頃)「人目を包むわが宿の垣穂の薄吹く風の」

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