埋経(読み)マイキョウ

デジタル大辞泉 「埋経」の意味・読み・例文・類語

まい‐きょう〔‐キヤウ〕【埋経】

後世に伝えるため、経文などを経筒に入れ、地中に埋めること。また、その経。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「埋経」の意味・読み・例文・類語

まい‐きょう ‥キャウ【埋経】

〘名〙 後世に伝えるため、経文など聖教を経筒などに入れて地中に埋めること。また、その経文。〔類聚名物考(1780頃)〕

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世界大百科事典(旧版)内の埋経の言及

【納経】より

…ところが最近では,仏前で経巻も読まずに判をもらって歩く納経や,納経札を堂舎にはる納経がおこなわれている。納経の方法にも寺に奉納する納経のほかに,書写の経巻を聖地に埋納する埋経もあったが,まれには書写経巻を池に沈めたり,水に流すものもあり,納経が経巻の保存のためでないことがわかる。【五来 重】。…

※「埋経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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