埋葬虫(読み)シデムシ

デジタル大辞泉 「埋葬虫」の意味・読み・例文・類語

しで‐むし【埋葬虫】

甲虫目シデムシ科の昆虫総称。体は扁平、前翅まえばねはやや短く尾端が露出している。夜行性で、動物腐肉などを食う。ヤマトモンシデムシ・クロシデムシ・モモブトシデムシなど。

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精選版 日本国語大辞典 「埋葬虫」の意味・読み・例文・類語

しで‐むし【埋葬虫】

〘名〙
① シデムシ科に属する甲虫の総称。体長四~四五ミリメートル。楕円形で平たいヒラタシデムシ類と、細形で上ばねが短いモンシデムシ類とが大部分をしめる。鳥獣死体やごみ捨て場などに集まり、えさを土中に埋めて食べるものが多いので埋葬(まいそう)虫ともいう。日本には四〇種あまりが分布する。
② シデムシ科の甲虫、ヤマトモンシデムシの俗称。体長一四~二五ミリメートル。はねは短く腹端が裸出。全体に黒色光沢があり、背面に二条の黄赤色横帯がある。本州以南の平地のほか中国、朝鮮などに分布し、小動物の死体によく集まる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「埋葬虫」の解説

埋葬虫 (シデムシ)

動物。シデムシ科の昆虫。ヤマトモンシデムシの別称

埋葬虫 (シデムシ)

動物。シデムシ科の昆虫の総称

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