堀江芳介(読み)ほりえ・よしすけ

朝日日本歴史人物事典 「堀江芳介」の解説

堀江芳介

没年:明治35.3.27(1902)
生年弘化2.3.3(1845.4.9)
明治期の陸軍軍人。山口県出身。戊辰戦争に従軍して功績を挙げ,その後フランス留学。維新期の軍人には珍しい西洋通であり,第2旅団参謀長として参加した西南戦争(1877)では,終始洋靴を履いて進軍したため話題になった。明治15(1882)年少将へ昇進して戸山学校校長となり,転じて近衛歩兵第1旅団長を務めた。その後元老院議官に任じられたが,23年第1回帝国議会選挙に山口県4区から出馬して当選

(山崎有恒)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀江芳介」の解説

堀江芳介 ほりえ-よしすけ

1845-1902 明治時代の軍人。
弘化(こうか)2年3月3日生まれ。西南戦争に第二旅団参謀長として参加。明治16年陸軍少将となり陸軍戸山学校長,近衛(このえ)歩兵第一旅団長をつとめた。22年元老院議官。23年衆議院議員。明治35年3月27日死去。58歳。山口県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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