堀田正吉(読み)ほった まさよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀田正吉」の解説

堀田正吉 ほった-まさよし

1571-1629 織豊-江戸時代前期の武将
元亀(げんき)2年生まれ。織田信雄,浅野長政,小早川秀秋につかえ,のち義母にあたる春日局の縁により徳川幕府につかえる。子堀田正盛の異例の出世をよろこんだが,身分のひくい父がいては足手まといになるとして,寛永6年2月17日自殺したといわれる。59歳。初名は正利。通称は勘左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の堀田正吉の言及

【堀田氏】より

…江戸時代の譜代大名(図)。もと尾張の出身で,1602年(慶長7)正吉のとき,それまで仕えていた小早川氏が断絶して牢人となったが,05年徳川家康から番士に取り立てられた。正吉の長子正盛は3代将軍家光に小姓として仕え,のち若年寄・老中を歴任し,42年(寛永19)下総佐倉藩万石の領主となった。しかし51年(慶安4)正盛は家光に殉死し,跡を継いだ正信は60年(万治3)領地返上の上書を提出して無断で佐倉に帰城したため,所領を没収された。…

※「堀田正吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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