堂ヶ島温泉(読み)ドウガシマオンセン

デジタル大辞泉 「堂ヶ島温泉」の意味・読み・例文・類語

どうがしま‐おんせん〔ダウがしまヲンセン〕【堂ヶ島温泉】

神奈川県南西部、箱根町にある温泉箱根七湯の一。泉質塩化物泉硫酸塩泉など。
静岡県西伊豆町にある温泉。泉質は硫酸塩泉

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「堂ヶ島温泉」の意味・わかりやすい解説

堂ヶ島温泉
どうがしまおんせん

神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町の東部にある温泉。宮ノ下温泉の東にあたり、急斜面を100メートルくらい下った早川渓流に流出する。泉質は単純温泉、塩化物泉。箱根七湯の一つ。旅館専用ロープウェーなどがあり、渓谷に面して深山幽谷の趣(おもむき)がある。かつて夢窓国師(むそうこくし)が閑居したといわれる草庵(そうあん)の跡があり、地名もこれによるという。付近には滝が多く、白糸の滝(しらいとのたき)、不動の滝などが有名。箱根登山鉄道宮ノ下駅下車。

[浅香幸雄]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「堂ヶ島温泉」の意味・わかりやすい解説

堂ヶ島温泉
どうがしまおんせん

神奈川県南西部,箱根町にある温泉。早川沿いに点在する温泉の1つで,渓谷の谷底に宿があり,宮ノ下温泉から専用のケーブルカーやロープウェーがある。泉質は食塩泉泉温は 31~77℃。リウマチ婦人病によい。渓谷にのぞむ閑静な環境のため,静養客が多い。

堂ヶ島温泉
どうがしまおんせん

静岡県東部,伊豆半島西海岸,西伊豆町仁科にある温泉。 1962年に開かれた新興温泉地。泉質は石膏泉。泉温は 50℃内外。神経痛切り傷,婦人病,胃腸病,リウマチなどにきく。

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