場立ち(読み)バタチ

デジタル大辞泉 「場立ち」の意味・読み・例文・類語

ば‐たち【場立ち】

《「ばだち」とも》証券取引所金融商品取引所)・商品取引所立会場で、会員証券会社などから派遣されて売買処理をする取引担当者。立会場代表者。手振り。
[補説]日本ではコンピューターシステム化にともない立会場が閉場されたため、今は存在しない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の場立ちの言及

【株式取引】より

…株式取引は,証券取引所を通じる取引所取引と,店頭取引等のそれ以外の取引(市場外取引)とに大別される。日本では,取引所取引が株式取引の中心をなしている。取引所取引は,制度面でも売買技術面でも高度に組織化されており,日々,大量の売買注文が集中して円滑な取引が行われ,公正な価格が決定されるよう配慮されている。取引所取引の対象は,一定の基準に合致した上場株式に限定されている。一方,店頭取引の対象は,原則として非上場株式である。…

【証券市場】より

…金銭の貸借,信託あるいは出資の事実を証し,その事実に基づく貨幣的請求権を化体した紙券であって,流通性を付与されたものを証券といい,そのような証券が当事者間の合意に基づいて資金と交換される場を証券市場という。またその交換行為を証券取引という。証券取引は,証券の売却者に資金を得させるものであるため,資金の融通・預託の取引(狭義の金融取引)とともに広義の金融取引に属する。すなわち,証券市場は金融市場の一環をなすということができる。…

※「場立ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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